DX推進の取り組み
公開日:2026年6月22日
株式会社blue
代表取締役 吉永尚由
デジタル技術が私たちの事業環境に与える影響
AI・クラウド・ノーコードツールの急速な普及により、Webサービス・システム開発の競争環境は大きく変化しています。技術的優位性だけでなく、「いかに早く・正確にクライアントの課題を理解し、成果につなげられるか」という提供価値そのものが問われる時代になりました。
また、私たちが手がける業務系DX支援においては、顧客企業のデータ活用・業務効率化を支援する立場として、自社自身がデジタルを活用した経営変革を体現していることが、信頼の源泉になると考えています。
こうした事業環境の変化を踏まえ、株式会社blueは「DXを支援する企業が、自らDXを実践する」という方針のもと、自社のデジタル変革を積極的に推進します。
経営ビジョン(DXビジョン)
「Webの力でクライアントの課題を解決し続ける。
そのために、私たち自身が誰よりも変革を続ける。」
株式会社blueは、Webサービス開発・Webシステム開発・Webサイト制作・業務系DX支援を通じて、クライアントの課題解決を支援してきました。
これからは、データとデジタル技術を活用した自社業務の継続的変革により、案件管理・営業・契約・財務の一連のプロセスを統合し、意思決定をデータで支える経営体制を構築します。これにより、増加するクライアントのニーズに対してもスケーラブルかつ高品質なサービス提供を実現します。
本ビジョンは代表取締役 吉永尚由の決定のもと、全社方針として策定・公表しています。
ビジネスモデルの方向性
blueのビジネスモデルは、クライアントの課題解決を通じた継続的な関係構築(保守契約・ラボ型契約)にあります。DX変革後の姿として、以下の方向性を目指します。
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データドリブンな営業・マーケティングへの転換
これまで担当者の経験と勘に頼っていた営業活動を、CRMデータに基づくリード分析・商談管理へとシフトします。Webサイト訪問者の行動データとCRMを連携させることで、ニーズの高いリードへの最適なタイミングでのアプローチを実現します。
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業務基盤の完全デジタル統合
案件管理・会計・契約・顧客管理の各ツールをAPI連携で統合し、受注から請求・入金確認までのデータを一元管理します。これにより担当者間の情報断絶を解消し、正確な経営判断をリアルタイムで行える体制を整備します。
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蓄積データを活用した経営・サービスの進化
案件データ・顧客データを分析することで、自社の強みと弱みを定量的に把握し、採用・組織・サービスの意思決定に活用します。また、自社DXの実践で得た知見をクライアント支援にも還元します。
当社のDX戦略
戦略 1クラウド業務基盤(Google Workspace)の全社活用
取り組み内容
Google Workspace(Gmail・Google Drive・Google Meet・カレンダー等)を全社の業務基盤として導入し、全メンバーが日常的に活用し、既に全社に定着しています。
- 社内ドキュメントはすべてGoogle Driveに集約し、ローカル保存ゼロの運用を実現
- 社内外の打ち合わせはGoogle Meetによるオンライン実施が定着し、フルリモート体制を支える情報共有基盤として機能
今後も共有ドライブの権限管理・運用ルールの継続的な改善を行い、全社のデジタル業務基盤として運用を継続します。
状況:達成済み・継続運用中
戦略 2CRM・マーケティング基盤の高度化
取り組み内容
HubSpotをCRMとして全社導入し、顧客・リードのデータを一元管理します。新コーポレートサイトをHubSpot CMSで構築し(2026年中にローンチ予定)、サイト訪問者の行動データをリアルタイムでCRMに連携する体制を整備します。
これにより、以下の変革を実現します。
- リードのサイト内行動・問い合わせ履歴・商談状況を一気通貫で把握
- リードスコアリングによる優先度付けで営業の集中先を最適化
- メールマーケティング・コンテンツ配信の自動化による接触頻度の向上
目標時期:2026年度中に基本機能の稼働完了
戦略 3業務基盤のデジタル統合
取り組み内容
現在、以下のクラウドツールを個別に運用しています。
| ツール | 用途 |
|---|---|
| HubSpot | CRM・マーケティング |
| 楽楽販売 | 案件管理・受注管理 |
| freee会計 | 財務・会計 |
| クラウドサイン | 契約・電子署名 |
これらをAPIで段階的に連携させ、「見積作成→受注→請求→入金消込」までの業務プロセスのデータを統合します。
- フェーズ1(2026年度):HubSpot↔楽楽販売のリード・案件データ連携
- フェーズ2(2026年度):楽楽販売↔freee会計の受注・請求データ自動連携
- フェーズ3(2026年度):クラウドサインとの契約管理データ統合
これにより、手作業による転記・確認作業をゼロに近づけ、担当者がより付加価値の高い業務に集中できる体制を構築します。
戦略 4データ活用による経営意思決定の高度化
取り組み内容
各ツールのデータ統合完了後、案件の受注率・平均単価・リードタイム・顧客属性などのデータを定期的に分析し、経営判断に活用します。
- 受注・失注分析による勝てる案件のパターン特定
- 稼働状況の可視化によるリソース配分の最適化
- 顧客属性データに基づく新規営業ターゲットの絞り込み
目標時期:2026年度中にデータ分析体制を本格稼働
DX推進体制
代表取締役 吉永尚由がDX推進の最高責任者を務め、DX戦略の方向性を決定します。技術顧問(大石裕一)がDX推進の技術的側面を統括し、アカウント・プロジェクトマネジメント担当メンバーと連携して各戦略を実行します。
体制(2026年時点)
外部のツールベンダー(HubSpot、ラクス等)との連携体制も活用し、専門知識の継続的なアップデートを行います。
DX人材育成・確保
社内育成
Google Workspace・HubSpot・楽楽販売・freee・クラウドサインの各ツールについて、社内での習熟研修を定期的に実施します。採用においてもクラウドツール活用能力をスキル要件に設定します。
外部連携
ラクス社の認定パートナーとして楽楽販売のAPI連携・高度活用の知見を継続的に習得します。HubSpotの公式認定資格の取得を推進し、マーケティング・CRM活用の専門性を高めます。
方針
Web業界経験平均14.6年(2024年9月時点)を誇る社員が、DXツール活用のリテラシーをさらに高めることで、自社の変革とクライアント支援を同時に高度化します。
DX推進に向けたITシステム環境整備
現在稼働中のシステム
| システム・ツール | 目的 | 稼働状況 |
|---|---|---|
| Google Workspace | グループウェア(メール・ドキュメント・Web会議)・情報共有基盤 | 稼働中・全社定着済み |
| HubSpot(CRM) | 顧客・リード管理、メール配信 | 稼働中 |
| 楽楽販売 | 案件管理・受注管理 | 稼働中 |
| freee会計 | 財務・会計管理 | 稼働中 |
| クラウドサイン | 契約・電子署名 | 稼働中 |
整備予定のシステム
| 取り組み | 内容 | 予定時期 |
|---|---|---|
| HubSpot CMSサイト | 自社コーポレートサイトの再構築(訪問者行動データをCRMに自動連携) | 2026年中(まもなくローンチ) |
| HubSpot↔楽楽販売 API連携 | リード・案件情報の自動同期 | 2026年度 |
| 楽楽販売↔freee 連携 | 受注・請求データの自動連携 | 2026年度 |
| 全ツール統合ダッシュボード | 経営データの一元可視化 | 2026年度 |
セキュリティ基盤については、ISO 27001(ISMS)認証(認証番号:IA250633)のもと、各クラウドサービスのアクセス権限管理・ログ監視を継続的に実施しています。
(情報セキュリティ基本方針:https://blueteam.jp/policy)
DX戦略の達成指標(KPI)
以下の指標をもとに、DX戦略の進捗を定期的に確認・評価します。
| 指標 | 目標値 | 達成期限 |
|---|---|---|
| 社内ドキュメントのGoogle Drive集約率 | 100%(達成済み・継続運用中) | ― |
| HubSpot上の新規リード登録率 | 100% | 2026年度末 |
| HubSpot↔楽楽販売 API連携完了 | 完了 | 2026年度末 |
| 楽楽販売↔freee 請求連携完了 | 完了 | 2026年度末 |
| 受注〜請求業務の手作業時間削減率 | 前年比 30%削減 | 2026年度末 |
| HubSpot導入後の商談化率向上 | 前年比 +20% | 2026年度末 |
代表取締役メッセージ
私たちblueは、クライアントの課題をWebの力で解決することを事業の核としてきました。楽楽販売のAPI連携・DX支援、Webシステム開発——その全てにおいて、私たちはクライアントが「デジタルで変わる」現場に立ち会ってきました。
だからこそ、強く思うことがあります。
「DXを支援する側の私たちが、自ら変革していなければ、本当の意味での支援はできない」
社内を見渡すと、優秀なメンバーが属人的な判断で案件をこなしている場面がありました。データが各ツールに散在し、経営判断に使いきれていない現実もありました。クライアントにデータ活用を勧めながら、自社ではできていない——そのギャップを埋めることが、私の責任だと感じています。
HubSpotを軸にしたCRM・マーケティング基盤の整備、楽楽販売・freee・クラウドサインのAPI統合、そしてデータに基づく経営への転換。これらは、私が自ら旗を振り、推進しているプロジェクトです。
DXは特定の部門だけのものではありません。blueでは、全メンバーがデジタルを使いこなし、データから学び、より良い判断ができる組織に変わることを目指しています。
私たちがDXを体現することで、クライアントへの支援も、よりリアルで深みのあるものになると確信しています。
株式会社blue
代表取締役 吉永尚由
本ページの内容は、経済産業省「DX認定制度」における経営ビジョン・DX戦略の公表要件に対応するものです。