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新規サービスやスタートアップの開発では、「要件がまだ完全に決まっていないけど、早く開発を進めたい」というケースがよくあります。
そんなときに適しているのがアジャイル開発です。アジャイルは、変化に柔軟に対応できるため、途中で仕様が変わってもスムーズに開発を続けられます。また、短い期間で成果を出しやすいのも大きな特徴です。
この記事では、要件が確定していない状態でもアジャイル開発を始めるための具体的な方法と、失敗を防ぐ進め方のポイントをわかりやすく解説します。さらに、すぐに使える10項目の実務チェックリストもご用意しましたので、参考にしてください。
👉 この記事で学べるポイント:
-
要件が決まっていない場合のアジャイル開発の進め方
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アジャイル開発の基本と、押さえるべきポイント
-
スムーズな開発を進めるためのチーム運営や進行管理方法
INDEX
アジャイル開発とは?要件が未確定でも成功する理由と特徴
①アジャイル開発の基本概念
アジャイル開発は、短い開発サイクルを何度も繰り返し、小単位で機能を開発・改善していくアジャイルソフトウェアの開発方法です。新しい機能を作るたびにチームや利用者のフィードバックを反映しながら、開発を進めるので成果物の完成度が高くなるのが特徴です。
②ウォーターフォール型との違いとは
ウォーターフォール型開発は、まず全体の要件を細かく決めてから設計、実装、テストを順番に進める方法です。途中での仕様変更が難しく、計画通りに進めることを重視します。
一方、アジャイル開発は変化を前提としていて、開発プロセスを短い期間の繰り返し(スプリント)で進行します。これにより、途中で仕様を変更したり、新しい要件を取り入れたりできるため、市場やユーザーの変化に素早く対応できるのが大きな特徴です。
ビジネス環境が変わりやすい現代の開発には、アジャイルが適しているケースが多いです。
③小さな単位で作り、短期間で改善を繰り返す利点
アジャイル開発では、機能やタスクを小さく区切り、1〜2週間程度の短い期間で形にします。これにより、ユーザーや顧客から早期にフィードバックを得ることができ、必要に応じてすぐに機能の調整や改善が可能です。
初期に大きな失敗や手戻りを防ぐことで、開発リスクを軽減できます。また、改善を繰り返すことで品質が向上し、開発スピードを保ちながらも、ユーザーにとって魅力的な製品を効率よく作り出せます。
ウォーターフォール型とアジャイル開発の比較リスト
要件の決め方
ウォーターフォール:最初に要件を完全に固める
アジャイル:開発中も、要件を柔軟に変更しながら進める
開発の進め方
ウォーターフォール:順を追って段階的に進行し、後戻りはほぼ不可
アジャイル:小さな単位で開発を繰り返し、常に改善を行いつつ進める
適した開発規模と環境
ウォーターフォール:大規模で、要件の変化が少ない開発に適する
アジャイル:変化が多く、迅速な対応が必要な小〜中規模開発に最適
スピードと柔軟性
ウォーターフォール:計画遵守が重視されるため柔軟性は低い
アジャイル:スピード重視で柔軟に仕様変更に対応できる
要件未確定プロジェクトで起こりやすい課題
①要件の曖昧さが仕様のブレを引き起こす
柔軟さが魅力のアジャイル開発ですが、要件が曖昧だと「途中で意見が変わる」「仕様が変動する」などの要因で、計画と成果物のズレが大きくなる恐れもあります。要件がまだはっきりしない場合でも、チーム・関係者内で頻繁に意見を共有し合い、認識のズレを減らしましょう。
②見積もりやスケジュールが不安定になりやすい
要件が固まらないため、必要な工数や期間を正確に予測しにくく、プロジェクト全体の計画が変動しやすくなります。段階的に見直し可能な計画と、リスクの早期把握が対策になります。
③リリース後の大幅な修正リスクがある
当初の曖昧な要件の影響で、リリース後に多くの追加開発や改修が必要になり、コストや工数が大幅に増える恐れがあります。リリース前に継続的なフィードバックと、段階的な改善サイクルを取り入れましょう。
アジャイル開発を成功させる3つのポイント
①MVP(最小限のプロダクト)を明確に定義する
開発の初期段階で、必要最低限の機能を具体的に決めることで、無駄を省いて最短でサービスをローンチできます。
②1〜2週間のスプリントで開発と検証を繰り返す
短い期間で完成させる単位を設定し、ユーザーや関係者からのフィードバックを素早く反映して、改善を重ねます。
③チームとクライアントの密なコミュニケーションを保つ
関係者が常に連携し、認識のズレを防ぐことで、問題を早期発見でき、スムーズな開発進行が可能になります。
スプリント設計とチームコミュニケーションのコツ
①タスクを小さく分割して、1〜2週間で完結させる
大きな作業は、1〜2日で終わるような小さなタスクに分けて計画を立てると、進み具合が見えやすくなり、問題点も早期に改善できます。さらに、小さな達成を積み重ねることで、チーム全体のモチベーションアップにもなります。
②デイリースクラム(短時間ミーティング)で進捗を可視化
毎日短時間のミーティングで、チーム全員が現在の状況や課題を共有し、問題を早期に発見して対処します。
③TrelloやJiraなどツールでタスク管理・共有を徹底する
専門の管理ツールを使い、タスクの状況や優先度をチームでリアルタイムで共有することで、作業の抜け漏れや混乱を防ぎます。
成功する要件未確定プロジェクトのための10項目チェックリスト
① MVPを定義しているか?
②プリント期間を1〜2週間で区切っているか?
③タスクは小さな単位に分解されているか?
④デイリーミーティングを設定しているか?
⑤クライアントと定例で進捗を共有しているか?
⑥ タスク管理ツールを導入しているか?
⑦リリース後の改善サイクルを計画しているか?
⑧コストとスケジュールの見通しを共有しているか?
⑨仕様変更を前提にした進行フローになっているか?
⑩チーム全体でゴールを共有できているか?
アジャイル開発を成功させるためには、事前に上記の10項目を整理しておくとスムーズです。各項目について、解説していきます。
※こちらのチェックリストは、コピーして内容をご調整いただくことで案件ごとの最終確認にお使いいただけます。ぜひご活用ください。
① MVPを定義しているか?
最小限必要な機能を決めて、まずは簡単なバージョンを作り、早く使い始めることが大切です。
(例:ユーザー登録と商品一覧のみの簡易版)
②スプリント期間を1〜2週間で区切っているか?
短期間の区切りで作業し、すぐに成果を見て改善できるようにします。
(例:2週間ごとに動く部分を完成させる)
③タスクは小さな単位に分解されているか?
大きな作業を細かく分けて、進み具合がわかりやすく、問題も早めに発見できます。
(例:「ログイン画面作成」「パスワードリセット機能」などに分ける)
④デイリーミーティングを設定しているか?
毎日15分程度、状況を共有し合い、問題点や進捗を確認します
(例:各メンバーが昨日の成果と今日の予定を簡単に報告するMTG)
⑤クライアントと定例で進捗を共有しているか?
定期的に顧客と話し合い、期待のズレを減らし、早めの対応を行います。(例:週1回のオンラインミーティング)
⑥タスク管理ツールを導入しているか?
TrelloやJiraなどを使い、誰が何をしているかチーム全員が把握できる状態にします。
(例:タスクの状態を「未着手」「進行中」「完了」で管理)
⑦リリース後の改善サイクルを計画しているか?
初期リリース後もアップデート計画を立て、ユーザーからのフィードバックを反映します。
(例:毎月の機能追加やバグ修正スプリントを設定)
⑧コストとスケジュールの見通しを共有しているか?
全員が現在の予算と期限を把握し、遅れや超過が起こらないように調整します。
(例:月次報告で予算消化率と進捗をチェック)
⑨仕様変更を前提にした進行フローになっているか?
変更があっても支障が出ないよう、計画や優先順位を柔軟に変えられる体制を整えます。
(例:スプリントごとにバックログの見直しを行う)
⑩チーム全体でゴールを共有できているか?
目標を明確化し、全員が同じ方向を向いて作業を進めます。
(例:「〇〇月までにβ版リリース」という共通目標を設定)
まとめ|アジャイルで、柔軟かつスピード重視の開発を実現しよう
👉要件未確定でもアジャイルなら進行可能
👉MVPから始めて実ユーザーの声を反映できる
👉短いスプリントで改善を繰り返し、スピード感を担保できる
よくある質問
執筆:渡辺彩
編集:blue広報チーム
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